プライベートナース
長距離移動
故郷岡山へ帰りたい
大腸がんと診断され入院治療をされていましたが、状態は改善せず。周りにとても気を使う方で、がん末期を迎えても中々思いを表出されませんでした。揺れる感情の中、病院のスタッフと話し合いを重ね、岡山へ帰ることを決意。看護師同席の元、新幹線で帰省されました。
ご依頼を頂いて出発するまでのお日にちは2日間。入院先の病院へ伺い、病状やご本人、岡山から来られたご家族様とお顔合わせ、病院スタッフの方との情報共有を行います。それから病院・介護タクシー・JR・酸素会社や受け入れ先の機関と連絡を取り合い調整をしました。
当日、早朝にも関わらず出勤を早め見送りに来てくださる病院スタッフの方々と別れを惜しみながら出発します。
駅には事前に連絡していたため、到着前に駅員の方へ一報を入れ、改札内まで誘導していただきました。新幹線乗車前も、余裕を持ってご案内して頂き車椅子へ乗車しているにも関わらずスムーズに乗車することができました。
新幹線内には車両にもよりますが多目的室という広めのお部屋があります。事前に多目的室を利用できるか確認を入れていたため、そちらを案内してもらうことができました。ご本人様の安楽な姿勢が取れるよう、念の為リクライニングできる座席への変更も可能か確認もしておきましたが、多目的室で過ごされる事となりました。
体調の様子を伺いに何度か多目的室を訪れましたが、ご家族様とのリラックスする時間も必要であると考え、落ち着かれている際はいつでも駆けつけられる状態をお伝えし、その場を離れることにしました。
途中、トイレのお手伝いや吐き気止めの薬を使うことはありましたが、無事に岡山へ到着する事ができました。
到着すると駅のホームに岡山の医療チームの方々が待っていてくださいました。久しぶりの故郷の空気に触れたご本人様の表情も安心されているように感じました。東京からの長距離移動の疲労も考慮し、自宅までの移動は車椅子ではなくストレッチャーへ変更することにしました。介護タクシーへ乗車し自宅へ向かいます。
自宅へ到着すると先に到着していた医療チームの方々とみんなでストレッチャーを持ち上げ、部屋に準備されていたベッドへ移動し無事にご帰宅することができました。
今回は病状も変化しやすく、移動している途中で急変する可能性もあり緊張感がある中の移動であったので、無事に到着することができ、私たちだけでなくご本人、ご家族様、退院した病院スタッフ、岡山の医療スタッフ全員心から安堵しました。
プライベートナース
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長距離移動
大腸がんと診断され入院治療をされていましたが、状態は改善せず。周りにとても気を使う方で、がん末期を迎えても中々思いを表出されませんでした。揺れる感情の中、病院のスタッフと話し合いを重ね、岡山へ帰ることを決意。看護師同席の元、新幹線で帰省されました。
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温泉旅行
毎年恒例の家族温泉旅行を楽しみにされていましたが、病気が発覚。 体力も低下している中、もう無理かなと考えておられましたが、看護師付添のもと家族で温泉旅行へ行くことができました。
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日帰り旅行
ご依頼主様は、母が以前よく訪れていた知人の経営する松本の旅館へ「元気になったら行こう」と思っていました。しかしゆっくり病状は進行し、松本に行くことも困難な状況になってきました。「今を逃したらもう連れていけないかもしれない」と思ったご家族様は入院中の病院のメディカルケースワーカーへ相談し、そこから弊社を見つけてくださり、ご依頼を受けることとなりました。
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一時外泊
癌の末期にて入院中。退院の目処も立たず、闘病生活が長くなりコロナ禍で家族との面会も十分な時間が取れずにいました。体力の低下もみられ、今回が最後のチャンスかもしれないと病院の先生の後押しもあり、2泊3日の一時外泊をすることになりました。
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長距離移動
故郷石川県の施設で暮らしていたお母様。住み慣れた故郷を離れることはお母様にとって不安であるとも考えておられましたが、いつでもご家族に会えるよう息子様のいる東京へ引っ越しをすることを決め、飛行機で東京へ移動されました。
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一時外出
会社の健康診断をきっかけに大腸がんが見つかり入院。周囲に気を遣われる性格で「大丈夫」としか家族にも説明してきませんでした。 病状が進行し、治療にも入院生活にも前向きになれなかったご本人の様子を受けて、2ヶ月ぶりの自宅への一時帰宅の特別許可がおりました。
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結婚式
お父様とバージンロードを歩くことを約束していた娘様。お父様の病気が発覚し、結婚式を早めました。 頭を上げると血圧が下がる危険性がある中、血圧を測りながら徐々にリクライニング車椅子の頭を上げることができ、一緒にバージンロードを歩く約束を果たすことができました。