プライベートナース

結婚式

娘の結婚式に出席したい

お父様とバージンロードを歩くことを約束していた娘様。お父様の病気が発覚し、結婚式を早めました。
頭を上げると血圧が下がる危険性がある中、血圧を測りながら徐々にリクライニング車椅子の頭を上げることができ、一緒にバージンロードを歩く約束を果たすことができました。

いよいよ結婚式当日。今回は結婚式ということもあり、同行スタッフも礼服でお迎えに上がりました。
病室でお着替えを済ませ、髪の毛も整えます。頭を上げると血圧が下がってしまうためリクライニングのできるもので、結婚式で浮かないよう革張りの車椅子を準備しました。
担当看護師の方もお見送りに来てくださり、病院を後にしました。

式場へ到着すると、ドレスを召された娘様とご対面。ご本人様はぱっと明るい表情に、娘様も心配はされていましたが、嬉しさが勝っているように感じました。
バージンロードを歩く際に、横になっている状態では格好が付きません。しかし、ご本人様の健康状態が最優先であるため、無理のないように血圧や顔色を確認しながら徐々に車椅子を起こしていきました。

いよいよバージンロードを一緒に歩く瞬間です。
列席者に混じり体調の観察を行います。
扉が開き、ゲスト様の目に写ったのは
息子様が車椅子を押し、娘様の隣でバージンロードを歩くお父様のお姿でした。
お父様から新郎様へしっかりとバトンを繋ぎました。

体調の心配もあり、挙式だけの参加予定でありましたがこの日は調子もよく、乾杯の時間までいることになり、シャンパンを飲まれていました。

ご利用者様の声(息子様)
私自身、当日どうなるのか不安でいっぱいでしたが、担当の方の立ち振舞を見て安心したのを覚えています。
中文省略
家族としては、厳しい体調の父と結婚式を乗り切ることで精一杯でしたが、身体のケアにより安全を確保した上での心のケアをして頂きました。
更には父が亡くなった後に家族の心の支えになる写真まで残してくださり、3つの段階でサポートをしていただいたと思いました。
帰りの車の父の表情がとても落ち着いていたのを覚えています。
「やりきった」「安心した」って顔でしたね。

プライベートナース

  1. 長距離移動

    長距離移動

    大腸がんと診断され入院治療をされていましたが、状態は改善せず。周りにとても気を使う方で、がん末期を迎えても中々思いを表出されませんでした。揺れる感情の中、病院のスタッフと話し合いを重ね、岡山へ帰ることを決意。看護師同席の元、新幹線で帰省されました。

  2. 温泉旅行

    温泉旅行

    毎年恒例の家族温泉旅行を楽しみにされていましたが、病気が発覚。 体力も低下している中、もう無理かなと考えておられましたが、看護師付添のもと家族で温泉旅行へ行くことができました。

  3. 日帰り旅行

    日帰り旅行

    ご依頼主様は、母が以前よく訪れていた知人の経営する松本の旅館へ「元気になったら行こう」と思っていました。しかしゆっくり病状は進行し、松本に行くことも困難な状況になってきました。「今を逃したらもう連れていけないかもしれない」と思ったご家族様は入院中の病院のメディカルケースワーカーへ相談し、そこから弊社を見つけてくださり、ご依頼を受けることとなりました。

  4. 一時外泊

    一時外泊

    癌の末期にて入院中。退院の目処も立たず、闘病生活が長くなりコロナ禍で家族との面会も十分な時間が取れずにいました。体力の低下もみられ、今回が最後のチャンスかもしれないと病院の先生の後押しもあり、2泊3日の一時外泊をすることになりました。

  5. 長距離移動

    長距離移動

    故郷石川県の施設で暮らしていたお母様。住み慣れた故郷を離れることはお母様にとって不安であるとも考えておられましたが、いつでもご家族に会えるよう息子様のいる東京へ引っ越しをすることを決め、飛行機で東京へ移動されました。

  6. 一時外出

    一時外出

    会社の健康診断をきっかけに大腸がんが見つかり入院。周囲に気を遣われる性格で「大丈夫」としか家族にも説明してきませんでした。 病状が進行し、治療にも入院生活にも前向きになれなかったご本人の様子を受けて、2ヶ月ぶりの自宅への一時帰宅の特別許可がおりました。

  7. 結婚式

    結婚式

    お父様とバージンロードを歩くことを約束していた娘様。お父様の病気が発覚し、結婚式を早めました。 頭を上げると血圧が下がる危険性がある中、血圧を測りながら徐々にリクライニング車椅子の頭を上げることができ、一緒にバージンロードを歩く約束を果たすことができました。

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